夢ふくらまそう!  愛媛県議会議員 ふくら浩一の活動報告  ~大福日記~

大福日記No.324  国力の源は教育
先月、愛媛県神社庁報から原稿執筆を依頼されました。
テーマは自由ということでしたので、持論を書かせていただきました。
今月号に掲載されておりますので良かったらご覧ください。
以下、文面を載せておきます。



「国力の源は教育」 道徳教科化について


国力の源は教育であります。

日本が戦後、飛躍的発展を遂げたのも、東日本大震災の時に海外から
国民の規範意識の高さを評価されたのも、高い水準の教育がなされ、
また、それが社会に浸透していたことによるものではないでしょうか。

しかし一方、近年では、若者の学力や規範意識が低下傾向にあることに
加え、家庭内暴力やいじめ・体罰の悪質化等の問題が日常的に指摘されて
おります。
耳を塞ぎたくなるような痛ましい事件報道がある度に、他者への思いやりや
規範意識等を育む道徳教育の必要性を強く感じるところであります。

そんな中、第二次安倍政権に おきましては、教育再生政策にむけた
提言を行う「教育再生実行会議」が昨年1月に設置され、有識者メンバーの
中には加戸守行前愛媛県知事も加わり、教育再生の実行を強力に
進められております。

この「教育再生実行会議」の中では、加戸守行前愛媛県知事を含む
有識者から、「道徳の教科化」を求める声が大勢であったと聞いております。
提言には、道徳に関して「重要性をあらためて認識し、抜本的な充実を図る」
と強調されており、命の尊さを知り、他者への思いやりを育むよう教材を
充実させ、新たな枠組みで教科化するという方針であると伺っております。

充実すべき内容としては、以下の項目が例示されています。

①いじめの防止や生命の尊重
②困難に屈しない心、自律心
③家族や集団の一員としての自覚
④多様な人々が共に生きていく上で必要な相互尊重のルールやマナー、
法の意義を理解して守ること
⑤社会を構成する一員としての主体的生き方
⑥グローバル社会の中での我が国の伝統文化とアイデンティティに関する
内容や国際社会とのかかわり

これまで道徳教育については、全国的には、学校や教員により指導する
内容や方法等に差が見られるなどの批判がありましたが、教科化が
実現すれば、教材の抜本的な充実や効果的な指導方法等の開発、
全学校での授業時間数の確保、教員の道徳教育に対する意識向上などが
図られるほか、学校と家庭・地域が連携した道徳教育が一層推進される
ものと期待している所であります。

「学とは人たる所以を学ぶなり」。
これは吉田松陰の言葉であります。

道徳教育は、知識や技能の習得を目標としているのではなく、それらを
踏まえながら、「人間として」より良く生きる力を育むことを目標としている
のであり、さらにいえば、よりよく生きるための内的基準を確立し、様々な
生活や学習を通して内的基準を磨きながら、「人間として」の成長を図って
いくものであります。

各教科等の最終目標は、何でしょうか。

それは、単なる知識理解や技能の習得ではなく、各教科等固有の知識や
技能の学習を通して、「人間として」の成長を図り、幸せな生き方や住みよい
社会を創っていくため、すなわち、「人間として」良い方向に使う力を身に
つけるということだと思います。

そのように捉えると、道徳の学習は、すべての教育活動で行われるべきで
あり、言い換えれば、すべての教育活動は、道徳学習とかかわってこそ、
その本来の目的が達成されると言えます。

知識理解や技能の習得だけに目が行きがちではありますが、それらに
道徳が備わってこそ、真の教育と言えるのでありましょう。

とりわけ重要なのは、初等・中等教育であります。

「三つ心、六つ躾、九つ言葉、文(ふみ)十二、理(ことわり)十五で末決まる」
という言葉があるように、初等教育でしっかりとした日本人としての人間形成
を図り、中等教育にかけて世界トップレベルの規範意識を身につけること
が、痛ましい事件を減少させていく根本的な対策であり、将来的に日本の
国力を高める原動力になるのではないかと考えます。

成績評価や指導方法、教員が所有すべき免許等、検討すべき課題点は
多々あるとは思いますが、豊かな情操や道徳心をはぐくみ、歴史と伝統を
尊重し、わが国とわが故郷を愛する態度を育てるために最も有効であると
思われる「道徳の教科化」について、学校現場や家庭の声も十分に
踏まえながら、より良い実現に向けて微力ながら活動していきたいと
考えております。



第563号 愛媛県神社庁報 掲載
by fukura51 | 2014-07-07 23:13 | 政治活動
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