夢ふくらまそう!  愛媛県議会議員 ふくら浩一の活動報告  ~大福日記~

カテゴリ:道路特定財源の攻防( 7 )
大福日記No.105  道路特定財源の攻防 その5
30日、衆議院本会議において、税制改正関連法、すなわち、
「ガソリン税の暫定税率復活」について、3分の2以上の賛成多数で再可決し、
成立いたしました。

「下げたり上げたり、何しよるんぞ」
「どうせやったら最初から3分の2で決めりゃ良かったんよ」
「一回下げたもんを上げると反発は大きいぞい」   などと、

否定的な町の声が私のところにも多々届けられます。

ガソリンの高騰は、国民の家計だけでなく、事業を営んでいる方々にとって、
大変な問題であります。
「ガソリンを安くしてほしい…」 私もそう思っています。

しかし、ガソリンを安くするということは、安くするための財源がいるわけで、
将来のために使う財源を減らしている、ということであります。

ガソリンを安くするのと引き換えに、将来の希望を減らす…
そんな気がしてなりません。

地方自治体の財源不足は明確であり、住民への行政サービスが
低下する可能性が高いということは、これまでもお伝えしてきました。

政治は、国・地方自治体および国民生活の将来像を示さねばなりません。
将来像が国民に見えていないから、不信感がつのるのでしょう。

暫定税率を維持するだけでは単なる現状維持…
ガソリンを安くするだけでは、地方財政がますます悪化…
国民は将来に希望が持てません。

もはや地方は、鼻血も出ないほど困窮を極めつつあります。
国レベルで、行政・政治ともに自らの血を流さなければならない時期に
きているような気がします。


地方に痛みを押しつけ、国はカラオケセットを購入しているのでは、
国民の支持が得られないのは当然であります。

将来像をしっかりと示せるように、具体的な政策を打ち出すこと…
与党・野党ともに、いま求められているのだと思います。

by fukura51 | 2008-05-01 12:37 | 道路特定財源の攻防
大福日記No.85  道路特定財源の攻防 その4
4月1日になり、道路特定財源の暫定税率が期限切れをむかえました。

全国のガソリンスタンドでは、1日から値下げをする所があったり、
まだ様子見をする所があったりと、ばらつきがあるようです。
値下げした所も一様に25円値下げというわけではなく、
下げ幅があちこちのガソリンスタンドで異なっており、
どこが安いのかと消費者も調査し、右往左往している状況のようで、
ガソリン業者・消費者ともに混乱している様子がうかがえます。

「蔵出し税」ですから、3月末までの仕入れ分は暫定税率がかかっており、
これを売る場合は赤字でありますが、それでも値下げする業者の方が
多いようですね。
ガソリンの値段が下がって嫌な消費者はいないのであって、
混乱しつつも消費者は喜んでいるようであります。

しかし…
この値下げによって大きなものを失う
という事はこれまでもお伝えしてきました。
暫定税率の廃止は、財源不足にあえぐ地方にとって大きな痛手であります。
愛媛県のどこを探しても「埋蔵金」はありません。
今よりも財源をカットされたら、道路関係はいうまでもなく、
教育や福祉など、様々な分野で影響があるのは必至でありましょう。

財源を確保するために、改めて暫定税率を5月に再議決するということは、
一回下げたガソリンの値段をまた上げる、ということであります。

こんな混乱を避けるべく、福田首相は必死の調整をされておりました。しかし、
民主党は、「暫定税率廃止でなければ、協議の場に応じない」のであります。

・暫定税率を廃止したら国民生活に混乱を招く
・もう一度税率を復活させたら、再び混乱を招く

これらを踏まえて、「じゃあどうするか」と協議しようとしても

・協議には応じない
・やむなく衆院3分の2で可決しようとすると、強引だ、国民無視だ、と非難する

何だかもうどうにもならない感じですよね…

ほぼ全ての地方自治体からの「暫定税率維持を求める請願書」は
民主党の方々は見ていないか、紙くずのようにしか思ってないのでしょう。
そう理解せざるを得ません。

これは道路予算だけの問題ではなく、地方にとって本当に重要な予算である、
ということをご理解いただきたいと思います。

もちろん、カラオケセットや天下りなどには厳しい監視が必要です。
今まで以上の改革を求めていかなければならないのは当然であります。

「ガソリンの値下げ」と「愛媛の未来」とどちらが大事か…
「政局にすること」と「国民の安心・安全な生活」とどちらが大事か…

早く気づいて貰いたい… 切実な想いであります。

by fukura51 | 2008-04-02 12:47 | 道路特定財源の攻防
大福日記No.64  暫定税率の暫定維持
本日、議会は代表質問が行われました。

質問者は、
篠原 実 議員 (自民党)
土居 一豊 議員 (民主党)  でございました。

我らが自民党の篠原議員の代表質問項目は、

1.知事の県政推進の決意について
2.当初予算における財政構造改革及び今後の行政改革の焦点について
3.道路特定財源の確保と暫定税率維持について
4.西条工水のこう着した事態の打開について
5.県内経済の現状と中小企業対策について
6.農林水産業の振興について
7.県民の安全・安心を確保する取組みについて
  でございました。

内容も濃く、熱の入ったすばらしい質問でありました。

特に3の道路特定財源関係の項目においては、
「しまなみ海道の通行料金値下げ」についてもふれていただき、
心から感謝しているところでございます。

しかし、道路特定財源の暫定税率維持が決定しなければ、
この県財政が厳しい中、料金値下げは実現しかねるところであります。

暫定税率の維持については、このブログで何度も取り上げておりますが、
「将来のビジョンを示した上での暫定維持」
が妥当ではないかなと改めて感じました。
暫定税率の暫定維持…
国語的におかしいと言われるかも知れませんが、現状を見れば
そういうことになるのかな、と思います。

地方としては維持してもらわないと困るのは1000%明確です。
国会において、納得のできる結論が出ることをご期待申し上げます。

by fukura51 | 2008-02-28 19:21 | 道路特定財源の攻防
大福日記No.48  道路特定財源の攻防 番外編
道路特定財源問題に絡み、民主党のあるエライ方が、
あるテレビ番組でこう発言したようです。

「道路特定財源は、自民党の道路族議員や国土交通省にとって
巨大利権ですからね。
古賀さんとか二階さんとか、顔を見るからに、この利権だけは放さない
という決意が表れている」
自民党の古賀選対委員長と二階総務会長に対して、マスコミが言うところの
「利権顔」と批判しました。

これに黙っていなかった二階氏は1日の記者会見で、
「明らかに名誉棄損だ。法的措置も考える」 と指摘しました。
さらに自民党は、
「党を代表する顔に泥を塗られた」 として対応を引き取り、
民主党のエライ方に謝罪と訂正を求めた、とのことです。

顔を批判するのではなく、キチンと政策論争をやっていただきたいと思うのは
私だけではないでしょう。
つなぎ法案は取りやめたのですから、時間は限られております。
建設的で地方を大切にした議論を期待したいと思います。

しかし、顔だけで判断されることもあるのかな?なんて考えてしまい、
でも顔は関係ないだろう…顔まで批判されたらたまらんな~とも思いつつ、
思わず鏡に向かって自分の顔を見つめてしまいました。

鏡に向かい、マンダムのポーズをとりながら、
う~ん…「利権」のニオイはしない…よなあ…などと自分に言い聞かせ、
でも男は人生が顔に表れるんだよなあ…気をつけよう…
と思った次第であります。

誤解なきように…
古賀先生・二階先生ともに実力のある大先生であります。
この苦しい政治の世界を長年生き抜いてきたお顔をされていらっしゃいます。
これ以上は変な取られ方をされては困るので、差し控えたいと思います…

道路特定財源の問題が年度内にキッチリと結論が出るよう、
ご期待申しあげております。

by fukura51 | 2008-02-02 21:40 | 道路特定財源の攻防
大福日記No.47  道路特定財源の攻防 その3
30日に道路特定財源暫定税率のいわゆる「つなぎ法案」が
取り下げられました。
国会の空転を回避するべきであるのは当然のことであり、年度内に
国会の場で徹底的な論戦をし、一定の結論が得られることを是非とも
期待したいと思います。

これまで暫定税率の重要さは述べてきたつもりでありますが、
町の声を聞くとやはり「ガソリンの値下げ」は大きな魅力のようであります。

「そりゃガソリンが値下げしたら言うことないわい」
「コストが上がって商売にならんのよ」
「満タンにしたら1,000円も違うんやぞ」  などなど…

ただ現状を見れば、リッターあたり25円の値下げと引き換えに大きなものを
地方が失う可能性が高いのはこれまでお話してまいりました。

我が選挙区の今治市・越智郡だけでも具体的に挙げてみますと、
 ・今治市役所前 R317 電線地中化計画
 ・上島町の上島架橋
 ・伊予富田駅前 桜井・山路線(通学路) 拡幅計画
 ・伯方小学校前 伯方島環状線(通学路) 拡幅計画
 ・今治新都市経由 延喜~高橋間 整備計画
 ・朝倉支所前 今治丹原線(通学路) 整備計画

以上の計画が、なんと実施できなくなる!のであります。

そんな結果になっても、「ガソリンが安くなるほうがいい」のであれば、
それも民意かもしれませんが、地方はより疲弊し、活性化は夢のまた夢、
福祉サービスは後退、農林水産振興なども縮小してしまい、
「どうしてあの時、ちゃんと説明してくれんかったん?」
といわれるような気がしてなりません。

ただ、ガソリンが高いのは「相場のことだから当然」というのではなく、
ガソリンの高騰を抑える手立てや安くするための諸施策をとらなければ、
国民の意思を反映しているとは言えないんじゃないか?と思います。
ここが抜けていては、国民の支持は得られないのではないでしょうか。


政治や行政に対する不信感があるのも事実です。
「実はまだまだムダがあって、本当は財源があるんじゃないか」とか、
「誰かが高級車を乗り回してるんじゃないか」、そんな声が聞こえてきます。
また、「暫定税率」という呼び名がこんな長い期間続いていることも、
諸事情があるにせよ、確かに国民からみればおかしいですよね。
後々何らかの形に変えていくことも当然考えなければならないでしょう。

本当に必要なものであるということをしっかりと訴えなければならない…
ただ、改めるべきは改めるんだ、ということも示さなければいけないし、
民意もできうる限り反映する、「ギリギリの線」がどこなのか、
地方議員の立場で考えていきたいと思います。

by fukura51 | 2008-01-31 20:13 | 道路特定財源の攻防
大福日記No.38  道路特定財源の攻防 その2
以前もお話しましたが、今、非常に注目されている施策の一つに、
「道路特定財源の暫定税率維持」および
「地方道路整備臨時交付金の継続」があります。
あたかもガソリン代が高いのは、暫定税率のせいだと言わんばかりの論調、
そして地方の道路は無駄だ、やめろの大合唱であります。

過去には無駄な道路もあったのでしょう。
しかし、現在の地方においては整備されていないところが多いのが現状です。
もちろん人口が少ないから、通行量は少ないし、運営もままならなかったり、
都会の人から見れば無駄なもののように見えるんでしょうね。
「地方にとって、本当に必要だと思える道路しかつくってはならない」
これは肝に銘じて取り組まなければいけないでしょう。

しかし、皆さんに知っていただきたいのは、道路特定財源の問題は、
ガソリン価格や無駄な道路の排除よりも、もっと地方にとって大変な問題を
含んでいるのです。

暫定税率のために、現在愛媛県には170億円の歳入があります。
もし暫定税率が無くなったら、76億円がカットであります。
交付金は現在59億円ありますが、廃止されたら当然0円!になります。

ご存知の通り、県の財政は非常に厳しい状況です。
本当に必要な整備事業や行政サービスさえも満足にできない状態だし、
我々議員はもちろん県職員の給料もカットして必死に取り組んでおります。

これらの歳入があるために、何とか最低限の整備事業をしたり、
やりくりをして行政サービスを行っていられるといっても過言ではありません。

そんな中で、もし暫定税率と交付金がなくなってしまったら…

現在行っている愛媛県の改良事業は全てストップ!でしょう。
整備事業だけでなく、当然全体の県財政に悪影響を及ぼすでしょうから、
様々な行政サービスにおいても廃止・縮小などの方向に向かいかねません。
25円のガソリン代の値下げと引き換えに、
地方にとって大きなものを失う可能性があるわけです。

ガソリンが高くていいと言ってるわけではありません。
ガソリン代の高騰に対しては策を講じなければなりません。
しかし現状の県財政を見れば、暫定税率の維持と交付金の継続は
我々「地方」にとって「死守すべき」であります。

民主党のあるエラい方は、こう発言しています。
「一円たりとも地域に迷惑をかけず、暫定税率撤廃に挑戦する」…
どうやって???
そのすばらしい方法を、何卒お教えいただきたいと切にご要望いたします。
「挑戦したが、失敗しました」では目も当てれません。

この問題について、本質を語らず、政局に利用するのは避けていただきたい。
国民・県民の皆様におかれましては本質をしっかりと認識していただき、
良識あるご判断をお願いいたしたいと思います。

by fukura51 | 2008-01-19 13:40 | 道路特定財源の攻防
大福日記No.10  道路特定財源の攻防
本日は政治家らしく、今が旬である 
「道路特定財源」 についてお伝えしたいと思います。

まず 「道路特定財源」 とは、道路整備のための財源を
自動車利用者が負担するという「受益者負担」 の原則に則った制度です。
そして本来の税率から暫定的に引き上げたいわゆる 
「暫定税率」 にて現在必要額を確保している状況です。
この「暫定税率」および
「地方道路整備臨時交付金」(揮発油税収入の4分の1)が
今年度末に期限切れだったため、どうするんだ?という議論が
あちこちで噴出しました。

「ガソリン代が高いから何とかしてくれんか」
「灯油が安いと思って灯油ボイラーにしたのに、参ったな~」  など、
町の声をよくお聞きします。

そんな中、政府はこの暫定税率等の10年据え置きを決定いたしました。
あるマスコミはあたかもガソリンの高騰をこの制度のせいだと
決め付けたような論調で報道しておりましたが、
なぜこの暫定税率に据え置いたのか、
また据え置かなかったらどうなるのか、
しっかりと検証しているようには思えませんでした。

この暫定税率を据え置かなかった場合、
「地方が困るんです!」
もし仮に暫定税率を本則税率(本来の税率)に戻した場合、
愛媛県においては 76億円の減収
各市町においては 40億円の減収  であります。

また、地方道路臨時整備交付金を廃止されると
地方に入ってくるお金はもちろん「0円」で、現在と比べると
愛媛県においては 58億円の減収
各市町においては 18億円の減収  となります。


「税率を戻し、交付金を廃止せよ」というのは
地方には道路も税収も必要なく、また地方に死ねといっているのに
等しい状況だと思うのは私だけでしょうか?
インフラも整い、税収も豊かな都会の論理に押し切られるのではなく、
現在の地方の状況を鑑み、この最悪の財政状況を改善することこそが
大事だと思うのであります。

私は 「道路族」 ではありませんが、
一地方議員として地方が困ることは容認できません。
どうか皆様方にもご理解をいただければ幸いです。

by fukura51 | 2007-12-09 11:14 | 道路特定財源の攻防