夢ふくらまそう!  愛媛県議会議員 ふくら浩一の活動報告  ~大福日記~

大福日記No.158  病腎移植を考える その2
万波医師は「臓器売買疑惑」に巻き込まれましたが、これには無関係でした。

しかし、万波医師が「病腎移植」をしている、ということが取り上げられ、
メディア報道は加熱していきました。

人の命を預かる医師や病院に対して、その背景や患者の意思を無視した、
あまりにも無節操な報道ではなかっただろうか?と今でも考えるのであります。

メディアのことはさておき、「病腎移植」について簡単に説明しますと…

腎臓が機能しなくなった場合、「人口透析」をするわけですが、週3回、
平均4~5時間ベッドに横たわらなければならず、長期間続けることによって
様々な合併症や体調の変化を招く可能性が高いのであります。

開始当初から嘔吐やめまいなど、激しい副作用が出る例も多々あり、
「人口透析」のつらさから逃れるため、ほとんどの患者は腎臓移植を
希望しております。

親族から移植を受けれたとしても、それが長期間機能する保障はなく、
拒絶反応を起こし、短期間で摘出を余儀なくされ、再び「人口透析」となる
ケースも少なくありません。

移植も2回目となると、親族にもあてがなくなり、死体腎移植を待つしか
なくなりますが、深刻なドナー不足で、平均14~16年も待たなければ
なりません。

一方、新たに腎臓疾患、例えば腎臓癌になった人で、治療によって治癒し、
残せるけど腎臓は一つあればいいから、癌の再発や転移などを恐れて
摘出する患者さんがいるわけです。

患者には残すことを進めるが、患者の希望で摘出したのであり、移植のために
摘出しているのではありません。

病気腎の修復状態を確認しているのはもちろん、移植を希望している患者に
病気腎であること、病気の状態、リスクを説明し、十分納得したうえで
移植をしていたのであります。


「人口透析」で生き延びる平均寿命は、10年であります…

万波医師はこう語っています。

「もうほんとにせっぱつまった状態だったんですわ。
そういう状況じゃから、それを何とかしようとするのが臨床じゃないですかな…」


患者のことを真剣に考えている医師の心からの想いでありましょう。

by fukura51 | 2008-07-10 19:32 | 政務調査
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